敵ながらパレアツ

友達が言った「普通に憧れる」という言葉を反芻する。

誰にも語れないくらい、隣の芝が青い話である。

 

 

朝と夜、1時間ほど散歩するのが習慣になった。

音楽を聴きながら暗い道を歩いていると、自ずと考え事が浮かんでくるや間もなく、二人で歩くことになる。

 

ボロボロの俺とまぁボロボロな俺がいる。

誇るべき物は別に必要無いのだけれど、何も無いことに怯えつつもあり、周りの人の謙遜や何気ない会話の中でのお世辞に近い反応をまともに受け入れられなくなっている。

誰も自分の事象に興味が無い様に思えたり、

人を言葉を上手に聞けなくなっている事に危機感を覚えたりする。

 

 

 

 

 

俺は今とても暇だから、暇つぶしに後悔をしてみようと思う。

タイヤの空いた穴を塞いでいたテープを剥がした様に音を立てて古い空気が混ざり合ってくる。

辛いことだけど、あえて辛くなりたい時もある。

 

 

 

 

初めて音楽のことを嫌いになりそうです。

こういう時、大抵相手も同じ事を自分に対して思ってるものですから、そこは冷静に対処しないといけません。

時間が無いのは今だけで今は今のまま良い方を向いていると思い頑張ってください。

 

 

 

 

俺の足を俺自身が引っ張っているような

なんでも良い、

なんでも良いんだけど、自分らしさとは違う特別なモノが欲しい。

いつも何か足りない気がしている状態をそう呼ぶのであれば、やはり芝はまだまだ青く、深緑の季節であると思う。

 

 

(精神的に)フラフラになりながら闇の中を1時間ほど歩いたころ家を見つけると救われる。

家は灯っており、玄関には鍵も掛かっていない。

俺には妻がおり、家があるのであった。

それは特別な事では無く、逆を言えば俺が俺を許せない事とは何も関係のない話であります。

 

f:id:notmaekawa:20220830000558j:image

夜に咲いた花 次の朝見た時には枯れ始めていた