自分の足が二本とも無くなる夢を見た
それは暴力団のような集団の抗争に日本の街中で急に巻き込まれることで起こった
銃撃戦が始まったと思ったら手榴弾みたいな爆弾が投げ込まれ、それに巻き込まれる形で俺の意識はブラックアウト、次に目が覚めた時には病院のベッド、嫌な予感がしてすぐに自分の両手を見たところ、それはどちらも当たり前のようにそこに在ったわけだが、自分を見守るみんなの目が憐れんでいる
恐る恐る布団を少しずつめくると、足が無い
あまりにも衝撃が強かった為
目が覚めたような感覚になり、俺は慌てて目を覚まし、それでも起きたての脳みそのまま、足の感覚を確かめ、痛みがあるような気になりながら、さもリハビリテーションのようなつもりでドラッグストアを歩いた
そこで少し冷静になって、夜に眠ったはずなのに、屋外にいるのは変だということに気づき始める
インセプションよろしく、夢の中で見る夢の中にいる事に気が付きながら、意識の中で夢の階数を行き来していた。
現実に起きた僕は、脳の奥が夜勤を頑張っていた感覚を抱えながら、まるで寝た気がしていない。
すぐに夢を占いを調べた。
結果は書きはしないが、個人的な問題と片付けるべきかは置いておいて(これも気になってはいる)、今日本が置かれている状況を不安がる気持ちが、心を占める割合が少しずつ上がっていることを認めざるを得なくなった。戦争が怖くて眠れない日がくるのが。これまで仕事のトラブルで眠れない夜を迎える日は幾度となくあったが、自分一人の力ではどうしようもない、大きなうねりに対して、眠れなくなったことはほとんど無かった。(この感覚は幸せなもので、震災に見舞われた方々が現実に存在していることを思いながらこの一節を打ち込んでいるつもり)
夢の話が、家の玄関をノックしている気がしてならない。夢の内容は、日常がどうしようもない暴力で一方的に搾取された結果であり、それが本当に現実を帯び始めていること、その意味を受け入れては抵抗しようとし、反芻して立ち向かおうとしているのかもしれない。
ベッドの周りに居たのは家族であり、仕事の人であり、バンドマンであって、何故こうなったのかを俺は涙を堪えながら一生懸命説明していた。