たいようのしっぽ

 

燦庫で弾き語りライブをした。

出来れば、共感できる事柄が多い人間になりたい。メインには居らず、スタメンにはあらず、通過していく人全員に、いつでも手紙が書けるような、そういう姿勢を貫きたい。

共演のJUNと直くん、どうもありがとうございました。スタジオや家での演奏環境よりもずっとやりやすくて、ライブ慣れはせず平常心で説得力を持ちたいと思います。

良い曲か悪い曲かは俺が決めれば良いな。一番偉いのは見てくれる人だと思います。

 

遅く起きた日

moa's song

warm to

よだか

タイトル未定

 

最後の曲のタイトルはもうずっと決まってない。一人でやってるのにバンド像が見えるような、他にいないような、そんな影響を放ってみたいです。

 

帰りの電車で天才と凡人の違いを考えて、そんなこと考えれる枠にもまだ到達してないぞと、窓に映る自分に言われました。お疲れさん。

 

あまおう

2月某日

 

プールで泳いだ後の更衣室から流れてきた曲は一聴して前時代のものだと分かった。同時に名曲のオーラみたいなものを感じることができ、歌が始まった瞬間に吉井和哉の声だと認識する。tiktok出身のアーティストやアイドルが流れる有線が常のジムで、何故イエモンが流れたのか不思議だが、恥ずかしながら俺はこの時初めてイエモンのJAMを聴きました。

昔、渡會さんと五味さんと海北さんの弾き語りスリーマンを見た時、渡會さんがMC混じりに歌った一節のメロディが忘れられなかった。

「この世界に真っ赤なジャムを塗って食べようとする奴がいても」

現場にいながら、誰の何の曲か知らず気になっていた。今のフレーズは古い曲のように思えず、だけど往年の名曲のように思えた。このパンチラインは胸の中にずっと残っていたのだけれど、この日初めて点と点がつながりスピーカーから流れる音をじっと聴き入った。

聴いたことないって、まず恥ずかしいんですけど、この年齢で初めてJAMに触れられて、当時の人達と同じようにシビれることができて、やっぱりホンモノの名曲なんだなと思ったし、その後見たJAMのライブ映像では2番サビをスタジアムの観客に歌わせておりそこで指揮者のような振る舞いをとる吉井和哉がレクイエムを捧げるクロロみたいでめちゃくちゃカッコよかった。

一聴して痺れる曲、この年で知れてありがたいし、そんな曲を作ってみたい。

 

 

渡會さんは海北さんと同じ学校に通っており、同じ吹奏楽部だったと言っていた(気がする)。女子部員が集まるなか、女子の気を引きたくて渡會さんがギターでJAMを弾き語っていたのだけれど、2番のサビからピアノと歌でカットインしてくる海北さんに女子部員みんなの視線が掻っ攫われたというmcをしていた(気がする)が、とんでもないエピソードやな。

 

02.23 ガウポジ

1月某日

結婚して苗字が変わった。

仕事を休み役所で手続きを行ない冷蔵庫を買いに行く。二人の好きな店で夜ご飯を食べる。

順番がおかしいが結婚指輪を用意しようと提案し、普通のじゃ面白くないからどうせならと、お互いに相手の指輪の内側に好きな曲名を描いて送ろうということになり、しばらく悩んだ。他には無い唯一の曲名を選びたくて時間をもらったが、我ながら良い選曲をしたと思う。先に僕が死んだらその名前の念能力が使えるようになれば良いな。

 

 

 

 


1月某日②

uniTONEのサポート練習及びライブ本番。

久しぶりなんてレベルじゃないくらい久しぶりにベースを練習した。あの頃よりも全然弾いてないからこそ指板を見る余裕が生まれまだまだやれるなと思えた。

ライブ当日は素直に緊張したし、呼吸の仕方を忘れて息がつまった。それでも、見てくれたお客さんに「特にリズム隊が抜群にハマってた」と言われグルーサムツーサムは錆びてないことに安堵した。俺はuniTONEのパレードが好きです。

 

 

 

 


2月某日

ジョンから届いたバンドの新曲の断片映像が凄く良くて感動した

 

○月✖️日 7時起床

ミスチルのツアーチケットが当たり歓喜する。

 


2月某日

めちゃくちゃゆっくりすすめている録音プロジェクトのオンラインミックス。久しぶりすぎてエンジニアの朝倉さんとの会話を仕方を忘れていたが、追うごとに感覚を思い出し良くなっていった。ついでに歌を取り直した。

 

 

 

 

1/2 退屈は遊びさ

あけおめ2022初日の出は曇りで観れずボーリングで爆速を出すことに重きを置く遊びを思いつくことができ誇らしい話をマイメンにしたらすでにマイメンはこの遊びを通過しており流石だなと心の中でガッツポーズをしたatジョーシン初売りを経てタナカアツシは元気に過ごしていた彼は丁寧な暮らしをしてそうな雰囲気をボーリングの作法から察したが性格の問題かもしれない新年早々天理でスタミナラーメンを夜中に食べミニストップへ突き刺さる車からはレッドホットチリペッパーズのCan't Stopが流れていて新年を迎えたことを体感できて俺は幸せかもしれないと笑い疲れた喉を労わりながらランニングする最中に思ったかつて乗り慣れたバスでuniTONEを聴きながらこれこそが俺が選びとった人生なのだと怒号を挙げて犬の散歩へいくのであった。

20190228

11/17
友人が携帯を鳴らす
ブライトでもメロウでも無い、ただ当たり前の話ではあったが、秘密の共有というのは幾つになっても嬉しいよな。
元気の無い友人を励ましたいと思った。



11/28
結婚式で新郎がmbvのonly shallowで入場してきた、という話を聞いて爆笑した。





11/30
30歳になったので、出掛けた。
深山公園には今渡り鳥がたくさんいるらしく、間近で見れるかもしれないと思い予定をねじ込み鳥探しへgo

沢山の鳥がいて、間近に来てくれた。
鳥には何か親近感が湧く。
とても大きなコハクチョウ
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12/08

高松tooniceでベースを弾いた
GEZANのオーディションを受けて以来触っていないのだけれどその代わりにギターは沢山弾いて曲を作っていたから、不安はあったけど大したことは無かった。すぐに負けたしまったけれど。
弦の太さ、ピッキングがハマった時の潰れた音、4弦のザラつき、本気を出した時の呼吸の出来無さ、わずか数分の音だとしても細胞が目覚めるのには充分で、高校生の頃に初めてライブに出た時の気持ちとは何も変わっていなくて、俺はそれが嬉しかった。一人じゃなにも出来ないからみんな楽器を人前で弾くのかもしれないと帰り道に考えていた。




12/09

俺には、いつも自信が無いからわざとハンデを背負うクセがあるし、いつも人数が少ない方へ歩いてしまう。こんなに社交的な人は居ないのかもしれない。

人との別れをきっかけにその衝動を形にしたくて曲を作り始めた。全てを希望へ、全てを闇に変えたいと思ったし、何かをやるならgriefworkという名前が良いなと思う。

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20190228に書きかけで放置していた(季節外れの金木犀が匂い立ったと書いていた)

真空管物語2

11/16


真空管を探しに東京へ

朝10時の飛行機に乗る。離陸後の空が綺麗だった。機内で見たジョジョの奇妙な冒険5部ではプロシュートのニキが覚悟を披露していた。

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羽田に着いて友人と合流、空港に車で友達が迎えに来てくれるというシチュエーションにグッとくる。恋人は、濱田岳とすれ違ったと言ってとても騒いでいた。


真空管探しということで中華街へ向かう。

馬だか馬渕だか長渕だか忘れたがそんな名前の店に入った。我々4人が座った席の後ろには有名人の来店写真が飾られていた。名店の予感。

「俺たちは大人だから、少しずつ食べてハシゴしよう」と、チーム一番の大人が提案し、「そうしよう。我々は大人なのだから」と満場一致、渾身のオーダーである中華三昧2人前コースと飲茶コースは搾菜から届いた。そこから麻婆豆腐、エビチリ、青梗菜を炒めたものが続く。

山岡士郎のように「ゴマソースのもチリソースのも同じ皿で取れっていうのか!?」とキレる準備をしていたが小皿は何枚も運ばれてきた。良い店だ。ガナブチツヨシがお忍びで来ているだけのことはある。

腹パンとなった大人チームはハシゴすることなく中華街を後にするのだった。

 

 

次の目的地へと走るカーステレオから「都がやってる♪区がやってる♪」と流れ出し車は東京都へ侵入。運転手が急にバスガイドと化し「右手をご覧ください!アサヒビールのウンコでえええええすっ!!!!」と叫んだ後、東京スカイツリーを観た。

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ついでにペリカン(食パン屋さん)に立ち寄ってもらい食パンを購入した(ペリカン)。

落ち着きを取り戻した車内では、カーステから流れる曲について「このドラムパターンはおかしい、これだとドラマーは右手を一切使わずにツービートを叩いてることになる」と冷静なる討論が行われていた。依然として真空管は見つからないまま夕方を迎え、俺たちは夜の戦いに備えて西新宿のセブンイレブンにてウンコの力を借りる。ついでにスマートフォン充電器を借りるチーム一番の大人は紛れもなく都会の大人であった。西新宿と言えば長渕剛だと俺がガナブチエピソードをお見舞いした記憶がある。


音信不通がちな友人が合流し(この友人は本当に音信不通で、LINEも既読にならないのだが、ある日バイオハザード4の空耳をLINEに書いて送ったら30秒後に返事が来たことがあった)、歯医者さんも合流し新宿の飲み屋にしけ込む。

そこでは何を話したかよく覚えていないが、みんな楽しそうだった。泣いていた友人も居た。途中でネテロ会長みたいな友人も合流し、2軒目へと向かう。何を話したかまるで思い出せないが、酒を何杯か飲んだのに15000円戴くという不思議な攻撃を受けた。ベロベロになりながらタクシーに乗り込む。

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身体中をアルコールが巡る頭の中で大事なことに気がついた。真空管である。

真空管は見つからなかったが、この連中と比べたら廃盤の『真空管』はただのおまけさ、

大切なものは、ほしいものよりも先に来た、と俺の中のジン=フリークスが感動していた。

謎の古代遺跡(自宅)を守る正体不明(引きこもり)のベーシスト兵器セトグチ

一向に年老いる事ない不死の病を患ったチヒロ

などと考えていたが、気がつくと俺は宿の前でゲロを吐いていた(欲望の共依存)

 


明日は秋葉原へ行こうと思った。

真空管物語

11/8

家で録音をする時のこだわりがある。

ギターだけはマイクを立てアンプとスピーカーから音を鳴らし録音するというものである。

どれだけ近所迷惑だと同居人に言われようがギターだけは真空管アンプの音で録ることだけは譲れない。


古いアンプである。ルックスに惹かれインターネットで探すこと八ヶ月ほど、ようやく見つかったものの説明欄には「ジャンク品」と書かれていた。だが、「まぁジャンク品でも買ってから直せば良い」と考えた成金収集家みたいな根性はとても恥ずかしいが、その日には購入ボタンを押していたと思う。他所ではそんな意地汚い粗相はせず、凛とした背筋で中野音響へ持ち込んだ。「これ、直してください」"またこれは、、古いの持ってきたね〜。ナニコレ?"


変なもの好きでジャパンビンテージ排他主義の中野さん(個人の感想)からすれば、まるで金持ちの暇潰しのように思えたと思うが、貧乏なフリーターがなけなしの金で手にした宝物である。

真空管が古すぎて代わりのものは無いと思うよ。"(中を)見てみるけど、期待せんとってね"どれくらい時間がかかるかも分からんし。


そう言われてから三ヶ月ほど経過したアルバイト中の午後、見知らぬ番号からの着信が入る。中野さんからであった。

"預かってたやつ、なんとか音出るようになったよ〜"

「まじすか!?すぐ取りに行きます」

ということでバイトを早退して原付で取りに行く。

 


ラッキーなことに真空管が原因で音が出なかったわけではなく、コンデンサーやなんやらの劣化が原因であった。

"ただし、真空管ももうかなりボロボロだからいずれ使えなくなると思うよ。そしたらその時また考えなさい"

 

 

 

 


そう言われてちょうど4年ほどが経過した。

ギターの録音の最後のフレーズ、強烈なディストーションにリバーブを重ねその上にさらにファズを噛ませた結構な音量を録り終えた直後に、聴いたことのないノイズを放ち俺のアンプから電源が落ちた。

 

 

 

本当に録り終えた直後だった。

 


死にかけが一番良い音がするなんて聞いたことがあるけれど、ここ半年くらいは本当に良い音が鳴っていた。それを思い出し腑に落ちたりもした。

 

 

 

死別に似た強烈さが頭に残る。

腐らない分数倍マシではある。

が、心の風穴は比べられないくらい等しかった。

 


本当に直らないのかしら、

岡山の駆け込み寺を探すところからスタートするわけである。