雑記雑炊

 

新築の一軒家を借りれんかな?
引越しを考えた時に、果たして何人の人がこの発想に至るだろうか? 
「○○(地名) 引越し」という検索ワードから始まり、スーモやホームズなんかのポータルサイトを徘徊し、やっとの思い出良い条件の部屋が見つかり問い合わせをするも、既に埋まっていたり条件が記載のものとは大きく異なっていたり。
予算ありきだが、田舎に行けば行くほど都会のワンルーム価格ならば1LDKクラスの部屋が借りれたりする。洗濯機は室内置きは当然、独立洗面台に追い焚き付きの部屋。充分な環境だが、やはり家賃は下がるものではない。性能が上がるのみ、共益費や駐車場代が発生することを失念していれば最後にもう一発頭突きが飛んでくる!

その点一軒家はどうだ。一組しか共生しないが為に共益費なんぞ発生しない。駐車場はどうか。土地が付いてる為当然発生しない。壁が隔てるは外、休日平日構わず夜通し騒ぐ学生や、普段は粛々と暮らしつつもクリスマスやハロウィンなんかのイベントで友達を呼び甲高めで鳴く成人女性、喘ぎ声のうるさいチャラ男に悩まされることもない。
普通の探し方では住めないというのもポイントがデカい。ただ、退去する時にどんなことが待ってるかはまだ分からない。

 

 

 


夢の話
ウンコまみれ(実際はまみれという程でもない)になる夢を見てからパチスロを打てば大勝ちするし、親が離婚する夢を見たのは最近兄に赤ちゃんが産まれたからかもしれない。びっくりしたけれど、夢占いを見てみるとどちらも良い夢(多岐に渡る示唆ですが)と思うようにします。

 


そろそろ地元へ帰りたいと思った日から今住んでいる部屋や庭の匂いが実家の匂いに変化した。現金なやつ。


この休みに実家に帰ったのは家族の顔を見る為、赤ちゃんに初対面する為だったけれど、もう一つあって、三重県津市に最近出来たレコーディングスタジオ「nostos」へ行きたかったからだった。エンジニアの朝倉さんは並行して「middle cow creek falls」という名義で音楽活動をしており、僕はかねてから好きで聴いていた。SNSを拝見していると自分の地元の写真がいくつかアップされてるのを見て思い切ってアプローチしてみると、やはり同郷であった。無茶を承知で、いつか遊びに行かせてほしいとお願いしていたのだ。朝倉さんは「是非いらしてください」と言ってくださったので今回お邪魔することができた。同じ目線で話を聞いてくれるエンジニアさんって僕の印象ではあまりおらず、2時間ほど話をしてみて、いつかまたバンドができたらこの人にお願いしてみたいと思った。朝倉さんは産まれたばかりの赤ちゃんを抱きながら僕とジョンの話相手になってくれた。

 

 

帰ったついでに楽器をリペアに出した。リペアマンの玉さんは津市に住んでいて、腕利きである。僕にベースを教えてくれた人から紹介してもらって依頼したのが始まりだけど、良い話が聞けるのと納得いく仕上がりになるから岡山に来た後もこの人に頼むことにした。
買ったばかりのムスタングベースとボロボロになっていたジャグスタングをお願いした。仕上がりは次帰る時まで楽しみにしておく。

 

 


家庭菜園をはじめた。
理由は、多分元気がなかったのかもしれない。
責任を与えられることで何か感じたかったのかもしれない。
ここ数日の気温の上昇、梅雨入りのおかげで、2日家を開けて帰ってきたらとんでもなく成長していたトマトやらナスやらシシトウやら。花が咲いていて嬉しかった。植物の成長に憂いを感じるように、箱庭で暮らす人間の一生に憂いを感じる存在はいないのだろうか。

 

なんてことを考えながら買ったばかりの車を飛ばして赤ちゃんに会いに行った。赤ちゃんは小さくても生きているという、なんとも当たり前な感想しか浮かばなかった。これから家族はこの子を中心に回り始めるんだなと思いながら抱っこさせてもらった。

 

 

実家に帰るのは好きだけど、着いた途端にワクワクが帰るのは何故なんでしょう。行きの道中、夜中に高速を降りて山道を車で走りたくて、あの空気を吸いたくて帰っているのかもしれない。綺麗な目をした鹿とすれ違った。