魂の部屋

同い年の友人と話をした。

音楽についてもう一回振り返るというテーマ

 

入り口となった音楽からトンネルを抜けた先の今、見える景色も見たい景色も変わった?

今ここから振り返って見る入口はどんな風に見える?

 

2021年に30歳になる僕の世代にはしっくりくる議題な気がして提案してみた。

 

3人はそれぞれ交代で、ルーツ〜視野を広げたきっかけ〜そこからの今について話をした。二人はずっと仲の良い友達だったけど、改めて聞くと知らない話があったりして新鮮だった。

何故これが好きなのか?

良い大人が改めて自分の言葉で話をするということに意義がある。酔っ払っていたので理路整然とは行かないまでもフリースタイル的な発表は、ある種ライブのようでワクワクした。

自分が放った言葉に今更しっくりきて、心と身体が追いつかなくなっている。

 僕には影響を受けた音楽はあまり無い。ただ、影響を受けたかった芸術だけが、残念ながら沢山ある。コンプレックスを作り笑いで吐露できたのは少し嬉しかったし、いつの間にか心の何処かに溜まっていた負の塊が自分を口から出て音となってまた耳に入った。それは既に色を180度変えて今度は魂の部屋へ住み着いた気がする。

もう一つ自分が言ったことで「音楽は友達なんだよね」って捉え方がある。言ってから気付いた阿呆だった。

自分の中で一番大切なものは同列で2つあるのだけれど、その内の一つが友達で、友達が帰った後、大切な人を失った後、人生最高の気持ちを味わった時、日常のカーステレオ。受験の朝。これまでの全てにずっとあったのに。どうして気付かなかったんだろう。間もなく30歳になるという節目でやっと気付いた。音楽は友達だった。子供の心を映すぬいぐるみのような鏡。何に当てはめても腑に落ちた。

 

 

主に自分の気持ちで、よく分からないことがもう少しある。死ぬまでに全部分かればいいなと思って寝た。