10/23 明日の今頃には

週末は堺へ行った。元々住んでいた場所でもあったので、タイミングもあり懐かしく昔のことを思い出したりもした。ずっと風邪を引いていたのでなかなかキツかったが、酒を飲みまくってめちゃくちゃ叫んだ。その代わり夜中にゲロを吐きまくった。


多くの場合、誰も何も自分に求めてこない。自分の意志を他人の意志にすり替えそうになる瞬間がある。消えてしまいてぇ…って思うタイミングの一つ。

自分の悪いところを言ってみろと言われたら、今ならいくらでも出てくる気がする。

それからの話

大阪を離れることにしました。今年の2月末にLambdaを脱退してから新たなバンドを探して最近まで自分の考えを持って頑張ってたんだけど、上手くいかなくって。それって別に悲しいことではないんだけど(勿論悲しかったが)こういうのって例えていうなら就職活動とか受験と同じなんじゃないかな。会社との相性だとか、自分の勉強時間が足りないだとか、受験本番や面接で力を発揮できなかっただとか、これを読んでる人が経験した実体験と重ねて読んでもらえたら共感してもらえるんじゃないかなと思う。共感してほしくて書いてる。

僕はホント、めちゃくちゃ音楽が好き。一周回ってno music no lifeも胸を張って言えるようになりました。だから、もし自分が「音楽諦めた」とか思われてるんだとしたらそれは本当に嫌だ。
で、今更なんでこんなこと書くことにしたのかっていうと、この前元メンバーに会った時、自分がバンドを抜けた理由が「バンド活動における年齢的な問題」だと思われてる部分があったようで(それが全てだと思ってないだろうけど)、それは自分的には中指立てて反論したい部分であったので改めて文面にしようと思いました。

ってかね、それが理由だとしたら自分は新しいバンドを探したりしないし…!バンドってマジで結婚相手探すのと同じくらいの運命論で、知らない相手といきなり結婚出来んのか?いきなり同棲できんのか?みたいなことも思う。
だから、バンドが生まれるって確率めちゃくちゃ低いけど、もし次自分がバンドをやるなら結婚と同じくらい丁寧なプロセスを踏むと思う。その上で、相性条件合わずで失敗とかはマジで仕方ない。

でも音楽ってバンドが全てじゃないし、
自分に何が出来んのかってことをこれから試していこうと思ってる。自分はこれまでベースしか弾いたことなかったけど、その枠がなくなった今、その向こう側を想像すること、そして自分がそれを想像しようと思えることはとても素晴らしいことだなって気持ちです。

やりたいことを狙い定めてそこに向かって努力し工夫する。ダメでも全然いい。ダメなとこ直してまたやるし。

とにかく自分の中での目標は今のところずっと音楽だ!目標達成する為にお金だって稼ぐし、遊びたい時は遊ぶし、休みたい時は(休めるなら)休むし。でもそれは全部目標の為にあるんだと思う。この考えってきっと生きてる人みんなと共有できると思う。

だから、まだ自分は全然やります。大阪離れるのも、とりあえず地元帰ってみるかって感じなんだけど、会うたびに「地元帰るんすよね…」みたいにちょっと寂しそうに言われるの、ありがたいんやけど自分的には「地元帰るんすよね…(音楽諦めて地元帰るんか)」みたいに補正つけて再生されちゃって。みんながみんなそう思ってるわけじゃないと思いますし、僕が考えすぎなんかもしれんけどさ、まだもうちょいワクワクは残ってるから全然死ねないな!


引っ越しの荷物移動ももう終わって、よく通ったお店に「今日で来るの最後なんです」みたいな挨拶したりしました。普段お店いって自分の素性話したりしないんやけど、こういう経緯で大阪離れますって言ったらみんな応援してくれたの嬉しかったな。美味しい寿司とカレーとパンと中華料理とクソ安い酒とライブハウスが近くて、更に家賃の安い良い街だった。友達も沢山できました。僕は音楽と友達が同じくらい好きです。また会おうね!

10/13 サイエンスフィクション

大学時代の友人の結婚式に呼ばれた。

彼は学部で出来た最初の友人で、部活や行動ペースは違ったけど、今日まで途切れることのない仲を泳ぐ関係だった。しかし、卒業してからは会うことはめっきり減り、連絡を取ることもほとんどなくなった。だから結婚することを知った時は月日の流れを感じずにはいられなかった。式には部活動やサークルの友人といった関係性の人が呼ばれることが多いと思うが、自分はただ同じ学部という関係性(マイメンだけど)。そんな自分を大切な節目に呼んでくれることが誇らしかった。

彼と教室で初めて会った時のことを今でも思い出せる。後に自分は軽音楽部でベースを弾き、彼は文芸部でペンを走らせお互い別の方法で学生生活を駆け抜けた。物語を書くことに青春を燃やす彼はカッコよかったし尊敬していた。文章を書くということはなんとなく硬派なイメージがあったからだ。そんな彼は卒業間際に、就職を前にこれまでの青春にケジメをつける為、お世話になった教師や先輩、同期数人に向けて言葉を綴っていた。その中の"ある友人"に向けて書かれた項の締めくくりは「君、男を見る目がないぞ!」という辛辣な言葉で終わるのだが、なんとこの言葉は不思議な力を持ち続け、卒業してから数カ月後には、"ある友人"との関係性を恋人へと変化させ、数年後にはその関係性を夫婦へと導き、ブーメランとして彼自身に返ってくることは、青春にケジメをつける為に夜な夜な執筆していた頃の彼はまだ知らない。

自分は今日の結婚式で、まるでドラマのような彼の青春を心からお祝いした。学生時代、おまえが好きだったandymori1984」が式のエンディングで流れるって俺は確信してたよ、結婚おめでとう。

10/12 これでも一晩考えたんだ

志村貴子青い花という漫画を初めて読んだ。めっちゃ良い漫画だと思った。多幸感と切なさが同居してて、でも登場人物の全員が生きることに幸せそうなのが良かった。感銘を受けて曲を作ったら一瞬で出来てしまった。歌は全然上手くならないけれど、自分の部屋でデモ作ってるから、ご近所からの視線もあって家では上達できへんな。足りない部分を捻り出して、良いデモ音源に仕上げたい。夜はseapoolのライブを見た。アメリカツアーに早く行けよと思った。その後久しぶりの友人とご飯を食べた。



追記

残りの寿命を考えて生きることも、明日のことも考えずに日々を追いかけることも、どちらも同じくらい美しいと思う。俺もそうやって生きていたいと思う。

10/10 プリンとビール

引っ越しが迫ってきて、ここで見る景色が妙に特別に見える。大阪駅のJR改札から見えるビル群や、近所のボロボロながらも面白い商店街、終わってる臭いのする汚ねぇ川、地下鉄の階段を登った先の夕暮れ、目の前のパン屋、好きなバンドのライブ。多くのものがほんの僅かスローモーションに見えるのは、有給を使って非日常な時間帯を過ごしているからだ。物は結構捨てたし、必要なくなった家具も友人に分散して譲った。計画的に事が進んでいるため、正直ちょっと暇になっている。だから今日は木材を紙ヤスリで磨いた。遥か昔、ベッドに使えると思い譲ってもらった大きなすのこを解体してテレビ台もしくはエフェクター置きにしようと思いついたのだ。でも紙ヤスリってまぁまぁ汗かくのな。ここまできたらニスとか塗料で良い仕上がりにしたい。昨日はKnaveでAtomic Stoogesのヒカルに会った。テルシ、ヒカルが揃うと非常に面倒なブラザーズに変身するのが楽しくて早々に帰った。誰の為に言うのか分からないけど、今日も楽しく音楽と触れ合った。楽しくない時もあるけど、毎日音楽とは触れ合ってる。

10/9 マッポセンサー

KORGのmonologueというシンセサイザーを買った。シンセサイザーって何なのか全然分かってなかったんだけど(買ってからもそんなに分かってへんけど)漠然と、感覚で、全体を把握できた。自分的に一番嬉しかったのは、音って波なんだなってことを意識できるようになったこと。シンセサイザーを使ってみるまでディレイ音はトレモロで作れるっていう発想にならなかった。あと多分、ライブや生演奏を想定するならアナログじゃないほうが絶対便利だなと思う。どこをいじれば音がどう変わっていくのか、波形を見ながら勉強できるのは良いなと思うけど、minilogueのほうが絶対良かった。

同じドアをくぐれたら

という曲をEmu sickSすみちゃんとカラオケで歌うという夢を今日見た。曽祖母(ひぃばあちゃん)が死ぬ前にも曽祖母(ひぃばあちゃん)の夢を見たし、この間は樹木希林が死ぬ数日前に樹木希林の夢も見た。曽祖母が死んだのは中学生の頃で、夢を見た後に死んだことを聞いた時は、スピリチュアルな何かが自分にはあるのではないかとめちゃくちゃ驚いたが、今の自分はもう大人だ。一人で夜中にトイレにも行けるし、嫌いな食べ物も無い。ミスチルのトゥモローネバーノウズのリミックス版と通常版の音の違いも判る。ゴキブリは無理だし、採血も無理。自分は大人になった。見る夢が全部予知夢なんてことはないし、たまたま夢が重なっただけ。だから、俺はただこれからの人生でたまにそっと思い出す。思い出してちょっと心が痛む。あの時言われた言葉とか言わずとも溢れ出ていた感情を思い出して心が痛む。自分はきっと立ち止まって目を瞑る気がする。思い出して、それから多分誰かに話をする。だから今日のことは別に何も思わない。公言した事が全部嘘だとしても、これからが地平線まで続いていくならそれでいいじゃないか。今日のことを思い出すのか今日みたいな天気の日なら全然悪くないなって思う。



夢の中の樹木希林は、実は全く料理ができずでとにかく高級なものを子供たち(自分含む)に振る舞っていた。あと長崎に住んでいた気がする。バス(風立ちぬの最後のほうで妹が乗っているバス)に乗って会いにいった。自分のおばあちゃんが実は樹木希林で、会えるうちに会っておこうということで長崎まで行くという設定だったけれど、そうなると曽祖母(ひぃばあちゃん)が存在しなくなるので、やっぱり自分にはスピリチュアルなアレは一切なく、今日も夢の中で偶然をマシンガンで打ちまくっていくだけです。