わたしは不思議

左側を走っていた線路が、いつの間にか右側を走っており、いつの間にかまた左側を走っていた

進んでいると思っていた自分が立ち止まっているように感じる瞬間、いつも自分より早い速度の誰かのせい

その瞬間、自分の中で積み重ねてきた純粋が崩れる
波打ち際の砂の城、間も無く波に飲まれてる
一皮剥いた玉葱は、更なる鮮度で蘇る


本当の純粋さは、善し悪しなんかじゃ語れない

右側を走っていた影が、いつの間にか左側を走っており、また右側へ消えていった


次の砂の城は海抜100m辺りで作ってみような。